Inspirational Mind

2003.10.11 - 2011.04.11

武蔵小杉の今後に勝手に期待

今日は一日鎌倉にいた。
でも、鎌倉の話ではない。

武蔵小杉が湘南新宿ライン横須賀線の停車駅になっていることを知ったのは今朝の話で、便利になったものだと思っていたが、現時点では途方もないホーム間の移動を強いられることになる。JRの改札を通ってから500メートル。徒歩10分弱かかるわけで、危うく目当ての電車に乗り遅れるところだった。

しかし、横須賀線のホームについて周りを見渡してみると、高層マンションに囲まれている。それで勝手に納得。作り手は既存の住人なんぞどうでもよいと考えているのかもしれないと思ってしまった。武蔵小杉に、いや、武蔵小杉の横須賀線改札の近くに新規に移住する人たちにとって、新宿までxx分という数字が重要なのかもしれないと。

実際、既存の住人や自分のような武蔵小杉の近くにすむ人間からすれば、横須賀線が通ることによって良いことはあっても悪いことは特にないだろう。自分もおそらく20分から30分くらい早く鎌倉に着けている。いや、便利便利。

まあつまりそういうことなのだろう。乗り換え時間が長すぎるとか不満をぼやいても、今後の武蔵小杉を思うと期待しかない。ショッピングモールとかできるかな、シネコンも入るかもしれないなとか、妄想を膨らませてしまう。

まだちゃんと調べてないが、都市開発は鹿島・大林JVが進めているようで、きっといろんなことを考えてくれていることだろう。

今はその過程。いや楽しみだ。

優れたデザインが提供してくれる空気

ゴールデンウィークとは不思議なもので、いつもの週末よりも意識的に外出しなければ、活動的に行動しなければという気分になる。でも、いつもと違う場所に行くことがリフレッシュにもなり、場合によっては仕事をしていく上でも刺激になる、吸収できることがあるというのが、今日の話。

自分は現在大岡山に住んでいる。東急目黒線大井町線が交わった意外に便利な駅で、目黒から地下鉄都営三田線南北線に連結していることと、大井町経由で品川にも短時間でいけるため、路線頭上で表示されているイメージ以上に交通の便は良い。東工大の最寄り駅としてが最も有名なのだろうか。

転居するまで気づかなかったのだが、自由が丘が驚くほど近い(いや、もちろん個人的な感覚だが)。東工大の構内を通り、桜の並木があつらえてある遊歩道をすすむと10数分で自由が丘に着いてしまう。そのせいか、日曜日の夜に自宅で飯を食った後に、のんびりと自由が丘まで歩き、スターバックスでコーヒーを飲んでまた歩いて帰ってくるというちょっとした贅沢が、ここ最近の週間になっている。

今日は自由が丘ではなく、自由が丘の隣の九品仏ちかくの雑貨屋? である「D&DEPARTMENT PROJECT TOKYO(http://www.d-department.com/jp/shop/tokyo/)」が目的地。2週間前暗いに相方が散歩がてらに行ってきたようで、その後聞いた際には個性のある品々が売っているよくあるちょっと「おされ」な雑貨屋くらいにしか思っていなかった。

九品仏の駅からはそれほど離れていない、ちょっと、いや、だいぶ古いマンションの1階と2階を改装していて、2階が店舗、1階にはカフェが併設されている。店舗には家具と文具、キッチン雑貨、食器、少々の食品が比較的ゆとりをもって配置されていて、それだけ聞くとよくある店だが、D&DEPARTMENT PROJECTを牽引しているナガオカケンメイ氏の書籍や、PROJECTから生まれたムックや雑誌、そこから醸し出される一貫性を感じるコンセプトが、店の空気や並べられている品々をちょっと違ったものに見せてくれる。


実際、店舗の奥にはギャラリーが設置されていて、たまたま今日は「毎年、日本全体を眺めて、自分たちの国を再認識する」という企画である「NIPPON VISION3 DESIGN TRAVEL」の東京展をやっていた。日本各地の観光、交通ポスターや小冊子など、その土地からインスピレーションを得て生まれたデザインが、都心では生まれない独自の世界観を持ちはじめていると、郷土料理や土地に根付いた旅館などに照らし併せて着目されている。

このプロジェクトの一環なのか、D&DEPARTMENT PROJECTのセンスで場所や人、食を年に4回、13年間がかりで発刊するトラベル本などもあり、「観光もデザインへ」というキャッチのもと、既に北海道と鹿児島が発行されている以前、六本木ヒルズ近くのTSUTAYAでこれの北海道版とナガオカケンメイ氏の本が平積されていて、その場で「ナガオカケンメイの考え」という日記調の本を買ったことがあった。当時、氏が情熱大陸に取り上げられた直後だったのかもしれない。

本もそうなのだが、こういった店舗の価値はそれらが生み出す空気だと思っている。深い思慮があるわけではなく、自分がそうだからなのだが、洗練された空間デザインはその場所自体に独特の空気を持っていて、その場にいるだけでチョットした高揚感を感じることができ、まるで自分がそういったデザインの一翼を担っているような錯覚さえ引き起こす。いや、起こされる。

本の購入などまさにそうで、本を買って読む。読んでそれに影響されて行動したりすると、その感覚はより高まる。ようするに気分がいいわけだ。でも、その気分だけで気分がリフレッシュできる。その空間にいるだけで感覚が透明感を増してくる。デザインが人に与える影響ってそういうもんなんじゃないかと思う。

たぶん、普段の仕事に照らしあわせても同じだ。いいノートや筆記具を使えばメモを取る気になるし、きれいなオフィスや会議室で働いていれば、そういった環境で働いていることを自覚して行動するようになるかもしれない。現時点でのiPhoneとそれ以外、Appleとそれ以外で起きていることも、それに近いのではないか。決定的な違いは「空気」。人に感じさせるものが違うから、これだけの差が生まれている。

・・・そんなことを感じた一日だった。無意味な日なんかないね。

d design travel HOKKAIDO

d design travel HOKKAIDO

ためしにpomera(ポメラ)を使ってみる

借りていたポメラを使ってみる

これまで、ノートパソコンを持ち歩いていたので必要ないと思い、自分ではなく相方に渡していた(相方も使っていなかったが。。。)。しかし、最近外部のセミナーに再び頻繁にいくようになって、PCの電源がセミナー中持たないということに気がつき始めた。

まあ、自分の使い方も悪い。電源の借りられない会場で、ノートパソコンにはデータ通信カードが刺さり、手持ちのBlackberryの充電にも使っているとあれば、そりゃ持たない。

電源が持たないことが現状のモバイルライフのもっとも大きな課題だと嘆いても仕方がないので、ふと相方に渡していたポメラのことを思い出したわけだ。

まだ試している段階だからよくわからない。
実際、この文章を書いているのが自分にとっての初めてのポメラ。普段からAtokを使っているためか、何の違和感もない。キーボードも問題なくタッチタイプできる。気持ち意識的にキーをたたかなければ認識しないようにも思える。

販売されてから気づくとまわりにも使っている人が増え、評判もすごぶる良いようだ。モデルチェンジも繰り返されている。ノートパソコンを普段から利用している人も、利用していない人も、自分のスタイルに併せて利用している。ある人はノートパソコンの補完として、ある人はノートパソコンの代わりとして。

キングジムから発売されているこの端末は、情報端末ではなくあくまで筆記具なのだそうだ。価格帯も高級万年筆を意識している。乾電池を利用しているのも、万年筆のインクを買う感覚で電池を買うみたいなことを意識しているのだろうか。電池の方がやすいけど。

この、他の端末では考えられないような駆動時間を誇る古くも新しい現代のタイプライターを利用して、今後は時たまブログを更新してみようと思っている。

借り物だし、手放せなくなったらどうしようかとちょっと悩んでいるが、それは後から考えればいい。今感じているのはひとつ。これは魅力的な機械だ。ということ。ネットにつながらず、自分の記憶のだけを頼りに文章を書くこと。これはなんだか幸せだ。

たしかに。万年筆を紙に走らせるのに似ているのかもしれない。。。

KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM10シロ パールホワイト

KINGJIM デジタルメモ「ポメラ」 DM10シロ パールホワイト

繋ぐということ。

システムをつなぐ。

半ば永遠のテーマであり、これまでも常に言われ続けてきた。考えてみると、個人で使っているサービスですら、まだ完全に繋がっているとは言いがたく、色々なサービスをどう組み合わせて使うかを、様々な切り口で公開されている。lifehackと呼ばれている世界はまさにそれだ。

今、自分はBlackberryを使っているが、大分繋がってきたと感じる。Todoとカレンダー、メールボックスTwitter,facebook,メッセンジャーの連携。通知関連はすべて単一のメールボックスに集約されてきた。ブラウザでURLを取得すると、そこからやはりメール、Twitterfacebookにひきわたすこともできるようになった。ちょっと前と比べると、利便性の向上は恐るべきものだ。4月にドコモ空発売されるandroidケータイ「xperia」を見ても、様々なソーシャルサービスとカメラやメディアプレーヤーまで連動して機能するようになっている。

明らかに、独立したサービスの強化から、様々なサービスの繋ぎを前提として商品を展開し始めているのがわかる。そして、サービスを提供する側も、意図的に繋いでもらうことを望んでAPIを提供しているのがわかる。

つなぐことは、もはや当たり前になってきているわけだ。少なくとも個人向けサービスにおいては、だ。

一方で、企業内のシステムはどうか。これは正直これからなのだろう。SOAへの取り組みは一部の先進的な企業では取り組み始めているが、既存のパッケージは相互運用性への意識が足りず、構造上他のシステムとつなぐことを許さない。お客様をロックインしたいのはわかるが、その考えは時代遅れと言っていい。

どうせひとつのソリューションですべてのよう件に対応するのは無理なのだから、繋げてもらうことを意識していた方が、使ってもらう機会は自然と増えるはずだ。

徐々につなぐことを前提にしたソフトウェアも増えつつあるが、まだまだ足りない。もっと仲良くしようぜ。その方がお互いメリットがあるはずなのだから。

プレゼン資料作成時のメモ

最低限やらなければいけないこと。
いつも忘れている気がするので今の内にメモ

  1. 最低限伝えなければいけない内容を記載する
  2. とにかく書き、その上でブラッシュアップする。
  3. ただし、そのまま伝えられるレベルの完成度で作成する
  4. 脚色や見せ方は、あくまでその後で。
  5. 〆切をきめて、とにかくそれまでに必ず終わらせる

そうしないと終わらなくなる。〆切を意識するから、まとめようとする「力」が生まれる
あとは、集中して「ゾーン」に飛び込むだけだ。

今日、このタイミングで考えることが

家を買うことを検討している。
結婚してから、次のステップは家だなと、ずっと相方と話していたが、
来年5月に今住んでる賃貸の更新が迫っていることもあって、
本格的に考え始めているわけだ。
と、いうこともあって、今日一冊の本を買ってきた。


家を買いたくなったら

家を買いたくなったら


家を買うための基本的な知識を得ようと思って買ったのだが、
考えさせられてしまったのは、生き方そのものだった。
家を買うということは、それだけのことなんだと思う。

家は、高い買い物だ。
が、それは重要だが、本質的なものではない。
家は、その後の人生や生き方に大きく影響するということだ。
普段の生活、使える時間のバランス。
相方の生活、子供の生活。

影響範囲がでかすぎる。住む場所なんぞどこでもいいとはとてもいえないし、
おいそれと引っ越すわけにもいかない。

だから、自分が、自分たちがどう生きて行きたいのか、
改めて考える必要があると。

それは、そんなにそれは難しいことではなかった。

だったらまっすぐに、その方向へ向かっていかなければ。


そんなことを考えていたら、テレビで東田寿和さんのエピソードが流れていた。
(東田寿和さんのことは下記参照)
http://tatakauoyaji.com/Portrait/Hyogo/higashida/index.html

東田寿和さんのようなエピソードはすばらしいが、珍しくはない。
ただ、今日、このタイミングで自分の目に入ってきたことは記憶しておきたい。

「人生は面白いよと」

そういいたい。みんなで。

かなりおもしろいブレストサービス「babooo」。それだけに。

http://babooo.kayac.com/

http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0703/20/news143.html


ひさびさに想像力をかき立てさせてくれるツールに出会った。その名は「babooo」。


内容に関しては、とにかく使ってもらうのが良いと思うので試してみてもらいたい。複数人でブレストをするのに役立ちそうだと感じると思う。とくに、キーワードに関連するネット上の情報を自動的に検索して画面上に展開してくれる様は素晴らしい。そして楽しい。ただ、いざ社内の会議で使ってみようと思うかと言うと、そうでもない。そう感じる人も多いのではないか。

会議には発散型の会議と収束型の会議があり、baboooは完全に発散型の会議を対象にしたものだ。ちなみに、収束型の会議を徹底的に突き詰めようとしているのが「サルガッソー」のXM(議事録ドリブン)だと思う。発散型のブレストのあとには必ず収束型の会議があり、報告と意見の集約を意識した議事録ドリブンはこれまた素晴らしく、実行したい会議としては現状ピカイチだと思う。ただ、サルガッソーを今使うかと言うと、金額的に安くない(私の環境では)のと、議事録の流用性が低いことで採用することは無いのだが。。。


さて、発散型、つまりブレストでbaboooを使おうとすると、きっと個人的(そう、個人的な意見)にはストレスを感じ始める。アイデアのつながりが見えないから。ブレストで生まれるアイデアは議題(テーマ)から自分の経験と連想から積み重ねられたものだ。必ず発端になるものがある。それは他人の出したアイデアであり、完全に新しいアイデアだったとしても、それは議題から発想されたものだから表示上はマインドマップのようなモノになるはず。なので、ブレストを表現するには現状マインドマップが適していると考えていて、当然baboooもそうなっていると思ったらなっていない。それがまずストレス。


ただ、作っている人たち「BM11」のキャラクターを見ていると、それはつまらないと考えたのかもしれないのと、12人でブレストを活発に行った場合にマインドマップで表現しきれるかどうかも微妙なので、マインドマップの可能性も破棄して、ひょっとしたら改造してくれるかもしれないと言う期待も込めて、こうなったらいいなーという勝手な願望を書いてみる。

  1. 会議のスタートとリミットタイム設定
    1. 会議の経過時間を表現するのはよいが、同時にリミットタイムをつけてほしい。エンドを決めた方がアイデアが(むりやり)生まれることもある
    2. 「よーいスタート」からはじまって「あと10分」「あと5分」「10秒」「3.2.1。。。終了」みたいな
  2. イデアの繋がりの表現
    1. どのアイデア、どのキーワードをもとにアイデアを出したのか分かるようにする。安直に考えると線を引くことだが、自動的に線を引くとごちゃごちゃしてはたんするかも
    2. イデアを書く際に、元になったアイデアを選択できるようにする。それも複数。これとこれとこれをみて俺のこのアイデアはうまれたのだ、みたいに
    3. もとになったアイデアの円を大きくする。その積み重ねによって、ネット上のブログの繋がりを表現したような絵になるのでは。つまり、発端になったブログを中心に発生するコミュニティのようにひろがり、数をふやす。太陽と惑星から太陽系、太陽系の集まりによって銀河がうまれて宇宙になる。そんな感じだろうか
    4. イデアから自動生成されるネットの情報の詳細はあとから参照できれば良いが、ブレストに使うのであれば欲しいのはやはりキーワード。Googleサジェストのような検索キーワード表示と、関連キーワード(文章じゃなくてよい)が見えてくれると面白い
    5. Wikipediaなどのテキストコンテンツを参照できるのであれば、テキストの情報を引用して作成したアイデアをそのまま登録できるようにして、その引用元も記録するとか
    6. ようするに、会議の途中、もしくは終わったあとに、生まれてきたアイデアの全体像が見えることと、その全体像を作り出すためのアイデアの入力インターフェイスが欲しいのだと思う 
  3. 議事録の活用のために
    1. 議事録は、現状のものでも調査、ブレスト結果の資料としては役に立つが、流用性を考えるとシンプルなアウトライン状のモノもあると嬉しい
  4. 収束会議もそのままやりたいなぁ
    1. 「収束会議、よーいスタート」。その先は関連づけと分類、ストーリー作成。具体的なアクション、リソース。。。 べつに他のツールでも良いのかもしれないが。せっかくだからやりたい

・・・なんてことを、あれこれ考えてしまう。それも、このbaboooに可能性を感じてしまうから。仕事で使えるのではないかと期待してしまうから。ただ、現状のbaboooでもまだまだ見えていない可能性があるのかもしれない。うまく実施された会議の実例でもあれば、また見方も変わるかもしれない。

おもしろい。