- 作者: 高橋ツトム
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/05/19
- メディア: コミック
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釈由美子主演のドラマのことでは、決してない。
見ていないので、ドラマ自体について書くことはできないが、
俺のイメージに合わないので、いま見ようとは思わない。
面白いというのであれば教えてほしい。
ここで俺が書きたいのはマンガのことだ。
今週の火曜に2巻が発売された高橋ツトムの「スカイハイ・カルマ」。
強烈な印象と涼しい風を残し、俺の中を駆け抜けていった。
全編を通して強く感じたことは、「生きる」ことに対する大きな力だ。
主人公たちは、曲げられない現実を前にして、全力で生きようとする。
面白いのは死と神の概念で、作者独自の解釈をして、それなりの説得力を持たせている。
俺はこの漫画を読んで宗教に少し興味を持った。
一般常識として、宗教は知っておくべきなんだとも感じた。
宗教的な考えというのは、すべて共通して求められているものがあり、それは「救い」だ。
自分の理解を超えてしまう出来事が起きたときに、人は救いを求める。
ここでだめ宗教に引っかかると、ろくでもないことになってしまう。
先人たちが必死になって築いてきた教えは、
20数年しか生きていないおれの考えの上を行くものだろう。
なんてことまで俺に考えさせてくれたマンガだ。
単純に読んでもとても面白い。
とくに全2巻中の1巻は異常に面白い。
好き嫌いはあるかもしれないが、俺はお勧めする。