Inspirational Mind

2003.10.11 - 2011.04.11

ベストツールはあるのか

企業向けの商品を扱っていると、組織内の情報の共有や、インターネット上に広がる
膨大な情報を管理することに目を囚われがちになってしまう。しかし、現状の自分を
考えると、自分の仕事や情報の管理を行うための標準的な方法すら定まっていない。
そんな状況で満足な商品の提案ができるのだろうか。


これまで、個人の知的生産に関わるツールは「趣味」でたくさん調べてきた。
新しい手帳の情報が入れば手にとって試したくなり、一年の間で手帳を変えた
ことも多々ある。
また、アイデアプロセッサやアウトラインエディタ、マインドマッピングソフトや
各種図解ツールなど、様々なソフトウェアを試しながら日々の仕事の効率化を図っては
いるが、手帳と同じ理由でやはり定まらない。


管理したい情報は手帳やソフトウェアが変わったところで大きく変わるものではない。
情報の見せ方を変更したり、メモの効率を上げたり、スケジュール管理を容易にしたり、
様々な理由でツールを変える。


ツールを変えたときの問題は情報の移行で、それは手帳であれソフトウェアであれ
同じ問題が発生する。一番面倒なのは手帳やメモといった紙媒体だが、
特殊なソフトウェアはもっと厄介だ。ツールを変えるたびに移行作業をおこない、
場合によっては情報を捨てている。


今後もいいソフトウェアを見つければ手を出すだろう。それは仕方がない。
みんなが自由にツールを使うためには、インポートとエクスポート、ソフトウェア間の
データ連携や同期などの機能は豊富であればある程よい。
それらの機能は他のソフトウェアへの逃げ道になるが、連携が取れるのであれば状況に
応じてまた使うこともある。


ひとつの仕事だけのためでも使いたくなる特異性と、
他のツールと組み合わせて使える相互運用性(ちょっと違うか?)。


全てのソフトウェアに常に考慮してもらいたいところだ。。。