Inspirational Mind

2003.10.11 - 2011.04.11

マンダラメモを使う安価なツールがほしい

マンダラメモ術について知ったころ、まだ学生だったと思う。
Mandal-Artというサイトをたまたま見つけて興味を持ち、このサイトを運営している(のかな?)今泉浩晃さんの本を読んで試してみたくなった。3X3のマスの中央にテーマを書いて、その周りに思いついたことを記述し、それぞれのマスに書いたことを中心に据えたマンダラを別途書き、その繰り返しで発想を爆発させていく手法のことだ。


このマンダラによる発想法は、経済産業省が進めてきたEA(エンタープライズ)でも取り上げられていて、DFD(Data Flow Diagram)、WFA(Work Flow Architecture)、UML(Unified Modeling Language)、ERD(Entity Relationship Diagram)などに混ざって、DMM(Diamond
Mandala Matrix)という、文字通り「マンダラ」というキーワードを含んだ成果物として推奨されているのが面白い。このDMMは業務の機能を抽出するためのものらしく、実際にEAの勉強をした際に社内外の人と一緒に試してみたが、頭の中を整理するツールとして効果的なものだったと思う。


マンダラを使って考えを整理していく過程は、マインドマップの作成過程とも似ていて、用件定義時のツールとしてJUDEマインドマップを推奨していることを考えても、そんなに間違っていないのかな、と思う。


ただ、日常的に使用する適当で安価なツールがない。

学生当時、このマンダラートのサイトマンダラート手帳という立派な手帳を3,4万円で販売していた。学生には手が出せる金額ではなく、マンダラをPCで作成してプリントアウトし、試していたような記憶がある。その他、Palm版、Mac版、Windows版のソフトウェアを販売しているのだが、どれも15,000円を超えており、やはり高い。そのほかにも、マンダラを利用した日記ツールを「ハイパーマンダラ日記」と称して有限会社まんだら倶楽部が販売しているのだが、これも18,000もする。


正直、このマンダラメモを紙で書いていくのは面倒で、マンダラ間のリンクを管理するのもソフトウェアの方が向いている。そのため、上記のソフトウェアは魅力的なのだが、どのツールも高価なので試す気が起こらなかった。

現在、思考ツールとしてはマインドマップを中心に使用しているが、マンダラは9マスという強制力があるので、また違った使い方ができるのではないかと思う。合資会社アスマップによるとマインドマップは「考えを広げるツール」でマンダラは「考えを深く掘り下げる」ツールらしい。

なんかいいツールないかなぁ


マンダラMEMO学―Mandal‐Art 脳のOSを創る