Inspirational Mind

2003.10.11 - 2011.04.11

NintendoDS:新しい世界を提供する可能性


NintendoDSにはとても期待している。


NintendoDSのゲームを遊びながら、そのインターフェイスの秀逸さを体感していると、「あちら側」の世界との新しいつながり方を提供してくれるのではないかと期待してしまう。大人たちを取り込みながら販売台数をのばしているのも必然だと思い、インターネットにつながるタイミングで劇的な変化を生んでくれたりはしないかと。

と、結構まえから考えていたのだが、そうこうしているうちにブラウザが発売されることになった。
これで、NintendoDSがインターネットにつながることになる。ただ、これがただのブラウザであることが非常に残念だ。ただインターネットコンテンツをそのままDSでみれたところで、現状のケータイやPCとさしてかわらない。任天堂が発売するからこその「遊び」がほしかった。

東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニングで遊んでいて、教育ソフトの提供環境として可能性を感じた人は多かったようで、教育現場で使うことも想定したソフトを提供する会社も出てきた。それはいい。今後もたくさんの子供向け、大人向けの教育ソフトがリリースされると思う。

その発展系として、情報リテラシーを高める教育ソフト、もしくは実際にインターネットの情報を織り交ぜたインターネット上の情報の渦のなかをうまく泳ぐことをさりげなく体感させてあげられるソフトを提供できないものかと最近考える。

提供手順としては、

  1. まず、ネット上の情報を駆使しながら展開する「ゲーム(スタンドアロン)」を提供し、その面白さと可能性を伝える
  2. 続いて、ゲームと同じインターフェイスだが、実際のインターネットつながっているソフトウェアを提供し、自然と「あちら側」に入り込める環境を提供する

最近発売されたプロジェクトハッカー 覚醒は、それに近いゲームになっていることを期待しているが、まだ遊んでないのでわからない。

ケータイはどこでもネットにつながる端末ではあるが、接続速度の鈍重さから所詮外出時のPCの代替手段にしかなっていないと思う。そこで、すでに数百万台売れているDSが、無線LAN環境とゲームと同様の俊敏さを発揮して、遊び心溢れるネット接続環境を提供したら、新しい世界が見えないだろうか。

最も優れた仮想世界を提供し続けたのは間違いないなくゲームで、ビジネスソフトではあり得ない操作性と解り易さを提供しているのもゲームだと思う。そのノウハウがここで新しい花を咲かせてくれたら。。。


楽しくなりそうなのに