Inspirational Mind

2003.10.11 - 2011.04.11

繋ぐということ。

システムをつなぐ。

半ば永遠のテーマであり、これまでも常に言われ続けてきた。考えてみると、個人で使っているサービスですら、まだ完全に繋がっているとは言いがたく、色々なサービスをどう組み合わせて使うかを、様々な切り口で公開されている。lifehackと呼ばれている世界はまさにそれだ。

今、自分はBlackberryを使っているが、大分繋がってきたと感じる。Todoとカレンダー、メールボックスTwitter,facebook,メッセンジャーの連携。通知関連はすべて単一のメールボックスに集約されてきた。ブラウザでURLを取得すると、そこからやはりメール、Twitterfacebookにひきわたすこともできるようになった。ちょっと前と比べると、利便性の向上は恐るべきものだ。4月にドコモ空発売されるandroidケータイ「xperia」を見ても、様々なソーシャルサービスとカメラやメディアプレーヤーまで連動して機能するようになっている。

明らかに、独立したサービスの強化から、様々なサービスの繋ぎを前提として商品を展開し始めているのがわかる。そして、サービスを提供する側も、意図的に繋いでもらうことを望んでAPIを提供しているのがわかる。

つなぐことは、もはや当たり前になってきているわけだ。少なくとも個人向けサービスにおいては、だ。

一方で、企業内のシステムはどうか。これは正直これからなのだろう。SOAへの取り組みは一部の先進的な企業では取り組み始めているが、既存のパッケージは相互運用性への意識が足りず、構造上他のシステムとつなぐことを許さない。お客様をロックインしたいのはわかるが、その考えは時代遅れと言っていい。

どうせひとつのソリューションですべてのよう件に対応するのは無理なのだから、繋げてもらうことを意識していた方が、使ってもらう機会は自然と増えるはずだ。

徐々につなぐことを前提にしたソフトウェアも増えつつあるが、まだまだ足りない。もっと仲良くしようぜ。その方がお互いメリットがあるはずなのだから。