この手のサイトをみると、インターネットの恩恵を強く感じる。
絶版になった本をみんなで投票して復刊してもらうためのサイトなんだけど、だいたい100件くらい投票で、復刊が実現しているようだ。
投票する際に、復刊されたら買うかどうかのアンケートもあるので、復刊する際の売れる目安にもなる。出版社と顧客の利害がちゃんと一致しているので部数が少なくても採算が取れるのだろう。似たようなサイトで、たのみこむがあるが、本に絞っているだけあって、比較的簡単に実現しているように見える。
復刊を望んでいる人は、ほんと心から復刊を望んでいるので、それを実現しているスタッフも、とても情熱的に、そして楽しんでいるようにも見える。買い手の顔がこれだけよく見えるのも、インターネットならではだと思う。
この手の商売は、大もうけをする必要はなく、事業が継続できるだけの儲けさえ出ていればいい。やりがいもあるし、利用者からの大きな支持もあるだろう。
個人的には、他人が復刊を熱望している本を見れるだけでも面白い。
おれの知らない面白い本が、どんどん復刊されてくれることを期待している。