Inspirational Mind

2003.10.11 - 2011.04.11

自分のベスト

好き勝手できる状況と、自分が好き勝手できるかってのは別の話で、自分でこうしたいと思っていても、それができるとは限らず、いつも、それで苦しむ。
やるべきことはわかっていても、それができないから苦しむ。人は弱い。

ベストを尽くすって言葉は、「誰から見てもベスト」ではなくて「自分が考えられるベスト」だと思ってる。大体の場合は、「自分が考えられるベスト」を尽くすことのほうが難しいような気がする。自分が考えていることだから簡単だと思いきや、実行するのは困難で、自分で考えていることだけに、実行できないのは悔しい。

実行できないときはどんなときか。
ひとつは、単純に自分が弱かった場合。「やんなきゃやんなきゃ」と考えながらもできない場合で、後味は最悪、できなかったことに理由をつけたくなったりするが、それをやるとより落ち込む、夜の田んぼに向かって絶叫。ご愁傷様。

もうひとつは、環境がベストを尽くすことを許さなかった場合だ。これもどうしょうもない。企業や組織の枠の中でベストを尽くすのが会社員の役割なんだけど、自分の考えているベストの行動を取れない状況は最悪だ。ベストに近づくためにあがき続けるか、やる気をなくして「最低限の仕事」だけをこなし、次の仕事に取り掛かる。どっちもごめんだ。
そうせざるを得ない仕事であれば、それに耐えられる人に譲りたい。

「ベスト」は自分のために尽くすものだ。他人に関することはベストを尽くす項目の中に含まれるものであって、ベストを尽くすこと自体は自分のためでしかない。仕事のストレスを解消するためにはベストを尽くすしか方法はなく、それ以外のストレス解消は「逃げ」に近い。

充実した人生を送っている人たちは、ベストを尽くしている人たちなんだと思う。かっこいい。おれもそうありたい。