Inspirational Mind

2003.10.11 - 2011.04.11

自分のために

環境の変化は自分の価値観や行動を変えてしまい、それに捕われすぎると身動きが取れなくなってしまうことがある。現在の自分はそうなのではないか。2年前、自分の行動指針は直感によるものだと自分で書いた。しかし、現在は変わってきている。つい最近、他人のブログのコメントに自分でこんなことを書いた。

仕事もプライベートも直感は大事にしますが、その勢いのままに行動することは控えるようにしています。
ただ場合によっては直感に身をまかせることの重要性もわかり、なんとも言えません。結局は自分の決断でしかなく、それを決めるのも直感なのかも。
決断が自分なりに正しかったのかどうかは時間を置かないと分かりませんしね。

後悔はしない。正しいと思うことをする。でも失敗もある。それは仕方がない。反省と行動。その繰り返ししかできない。

迷いのある文章だと自分で読み返してみて思う。自分で過去に書いた内容ともずれがある。書いてあることがそんなに間違っているとも自分で思えないだけに、個人的にはショックだった。


直感は、一瞬の思いつきで曖昧なものかというと、そうではない。過去の経験や知識に、新しい情報や環境変化が加わったときに潜在意識が鳴らすアラートのようなものだと思う。それは、良いものかもしれないし、悪いものかもしれない。ただ、それを信じないことは自分を否定することに等しい。


どんな年代でも直感は働くものだろうが、そのあとの行動に違いがある。直感から行動に移る際に、直感に対する検証を自分で行うが、年齢や経験を重ねていればいるほど、リスクを取り除きたくなる。周りへの影響も考えるようになる。だから慎重になり、行動が出来ない。自分が納得した上で選択するのであれば良いが、直感を押さえ込んでしまった場合は後のストレスになる。


思うに、直感と信念は同じ意味なんだろう。直感を信じないことは信念を曲げること。検証はしてもいいが、後ろ向きな検証ではなく、前向きな検証をしなければいけない。行動しない理由を付け加えることはいくらでも出来るし、自分を苦しめる。行動した結果、それが自分の人生を悪い方向に導いたとしても、それは自分の器がその程度だっただけで、諦めるしかない。次に繋げればいい。無駄にはならないはずだ。


問題は直感が働かなくなっている状態になることだ。直感は、外部環境に依存して思考停止になっていると生まれない。昨日、テレビで東大の久垣博さんが言っていたが、脳が最も活性化するのは新しいことに挑戦しているときだと言う。また、脳細胞にもっとも悪い影響を与えるのはストレスだと言う。


改めて、自分の行動を考えなければいけない。