東京モノレールの終電は早い。11時に駅に行くと、券売機も窓口もシャッターで塞がれていて、定期やSuicaを持っていないやつはどうするのだろうと、不思議に思う。
改札口を通り過ぎて、エスカレーターがあるのだが、これもこの時間には止まっている。
先日、意味もなく、階段ではなく止まったエスカレーターを登ってみた。
違和感がある。
エスカレーターに乗るときも、降りるときも、違和感がある。
はっきり言って気持ち悪い。
タイトルには「不思議」と書いてあるが、理由はわかってる。
のり口はエスカレータに向かって傾き、降り口はエスカレータに向かって上がっている。
だから、止まっているエスカレータに乗るときには押し出されるような感覚になり、降りるときは押さえられているような感覚をあじわってしまう。
動いているときはあの角度がちょうどよいのだろう。
きっと、あの角度を決定する過程で、想像もつかない回数の実験が繰り返されたに違いない。
見事なものだ。